最近の作業用パンツは、動きやすさやシルエットにこだわったものが多いですよね。機能性抜群で見た目がカッコイイ反面、アイロンがけが難しい・・・!と感じたことはないでしょうか?

 

今回はそんなお悩みを解決するため、家庭で出来るアイロンがけのコツをご紹介します。

 

今回アイロンがけしたアイテムはこちら

 

 

まずは洗濯絵表示の確認から!

アイロンがけをする前に、まずは製品の洗濯絵表示のタグを確認しましょう。アイロンの設定温度や、当て布の有無などが記載されています。それに基づいてアイロンがけを行うことが大前提です。

 

今回のFTP106/メンズツータックカーゴパンツのアイロンの項目を見てみると、

  • 底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げ処理が出来る
  • 付記用語として、当て布使用

これらを守ってアイロンがけをしましょう。

 

洗濯絵表示は、2016年12月に新しく改定されています。詳しい見方や解説は、下記をご覧ください。

新しく変わった洗濯絵表示の変更点をポイント解説

■ 新しくなった洗濯絵表示。どう変わったかご存知ですか?

 

 

基本的なアイロンのかけ方

まずは基本的なかけ方のポイントについて

縦横無尽にかけず、まっすぐ一定方向にかける

いろんな方向にかけてしまうと、シワになったり生地のヨレが発生する事があります。

縫い目部分は、ぎゅっと力強く押さえずに少し浮かせた状態でかける

縫い目がある部分は※アタリやテカリが発生しやすいので、力強く押さえるのは避けましょう。

かける順番は、細かいところから広いところへ

かけやすい広い面からかけてしまうと、他を色々かけている時に、せっかくかけた箇所もシワになってしまう恐れがあります。

 

※アタリ・・・アイロンの温度や圧力が強く、当てる生地の下に別の生地(袋布や縫代)がある場合、その生地の形が表に現れてしまうこと。
※テカリ・・・アイロンの温度や圧力が強く、アイロンがけしたところがテカッと光ってしまうこと。

 

 

スチームってどう使うの?

スチームは主に、なかなかとれないシワの除去や、タックやセンタープレスのラインをより形づける為に使用します。作業用パンツであれば、タック部分はもちろん、カーゴポケットの折り目にも使用できます(アタリにご注意ください)

 

 

ピシッとキマる!ツータックのアイロンがけのコツ

タックのラインが崩れてしまったり、左右のタックが対照にならなかったりと、ピシッとキマりにくいタック部分のアイロンがけ。ついつい一直線にアイロンをかけてしまいがちかもしれませんが、ピシッとキメるにはコツがあります。

  • アイロン台にパンツを穿かせるようにして置く
  • 一直線にアイロンを滑らすのではなく、アイロンを上から押さえるようにして当てていく

“滑らす”のではなく、上から“押さえる”のがポイントです!

※画像は、見えやすいように今回は特別に当て布無し。

 

複雑なパーツもお手の物!立体パーツのアイロンがけのコツ

アイロン台にそのまま広げても、アイロンがけがしやすい状態になってはくれない立体パーツ。そのままアイロンを滑らしたいところですが、それではシワがつきものに。焦らずポイントをおさえてアイロンがけをするのがコツです。

  • スラックスのようにたたみ、片足ずつアイロン台に置く
  • 1ヶ所ごとに、シワを落ち着かせてからアイロンがけをする
※画像は、見えやすいように今回は特別に当て布無し。

 

 

 

いかがでしたか?基本的なかけ方とコツさえ分かれば、アイロンがけも綺麗にスムーズにかけれますよ。綺麗にアイロンがかかったユニフォームを着て、気持ちよくお仕事に取り掛かりましょう。